銚子信用金庫は、平成15年4月~17年3月の2年間におけるリレーションシップバンキングの機能強化推進のための「集中改善期間」において、フェイス・トゥ・フェイスの関係に基づいてお客様からの信頼を高めるとともに、地域の金融システムの安定を目指してまいりました。
17年4月~19年3月には、集中改善期間の実績と反省を踏まえて、あらたに「地域密着型金融推進計画」を策定し、(1)「事業再生・中小企業金融の円滑化」、(2)「経営力の強化」および(3)「地域の利用者の利便性向上」の更なる向上を目指してまいります。
なお、計画の進捗状況については、本ページで随時公開してまいります。
平成17年4月~19年3月 (2年間)
地域密着型金融の本質は、お客様との質の高いコミュニケーションを通じて相互の信頼関係を高め合うことにより、お客様と金融機関が共に発展することにあります。
銚子信用金庫は、手を緩めることなく経営改革を行い、それによってなし得る強固な経営基盤の構築を背景として、適切かつ円滑な地域密着型金融の向上のための諸施策を平成17年4月~19年3月の2年間に集中的に取組んでまいります。
経営相談・支援機能を強化し、取引先企業個々の事業再生を積極的に図るとともに、格付けおよびキャッシュフロー分析などを活用した担保や保証に過度に依存しない融資態勢を構築し、中小企業金融の円滑化を推進してまいります。
主な取組みとしては、信用金庫の業界団体そのほかが主催する研修への参加や中小企業再生支援協議会等との連携を強めるなどして、中小企業金融を支える人材の継続的育成に努めるとともに、蓄積したノウハウを活用して、地域および取引先企業の実態に即した迅速かつ効果的な経営相談・支援を実施し、取引先企業の事業再生と当金庫の資産の健全性の確保を図ります。
また、計画期間中に創業・新事業支援融資制度を立ち上げるとともに、業界の事業中央機関である信金中央金庫が構築した中小企業信用リスクデータベース(SDB)のスコアリングモデルの活用とキャッシュフローによる債務償還能力分析を軸としたビジネスローンの導入などにより担保や保証に過度に依存しない融資態勢を構築いたします。
リスクおよび収益管理態勢の精緻・高度化による堅固な収支・財務基盤の確立を図るとともに、ガバナンスおよびコンプライアンス態勢を一層強化し、強靭な経営体質の構築を推進してまいります。
主な取組みとしては、月次ベースでの収支・財務管理とそれに基づく年度シミュレーションを行うことにより、業務面などにおける改善事項の早期把握と対応策の迅速な実施を図ります。
また、新BIS規制への準備を進めるとともに、ガバナンス強化のために半期情報開示の内容充実や一般会員のご意見を経営に反映させる具体的仕組みを構築いたします。
併せて、個人情報管理態勢強化のためのロードマップの策定およびその実施などにより、コンプライアンス態勢の強化・充実にも努めてまいります。
顧客満足度調査などにより把握したお客様の声を経営諸施策に反映する態勢を構築するとともに、地域貢献および地域密着型金融推進計画の進捗状況を時宜を経ず開示することにより、地域およびお客様の利便性向上を推進してまいります。
主な取組みとしては、計画期間中に顧客満足度調査を実施・推進するための委員会を創設し、お客様の声を経営諸施策へ反映させるとともに、当金庫のホームページ上に調査結果や反映内容などを開示いたします。
また、行政および商工会議所などの地域団体との連携強化により地域再生に注力するとともに、地域貢献および本地域密着型金融推進計画の進捗状況を積極的に開示してまいります。
本計画の具体的な内容についてご確認ください。
本計画の進捗状況、進捗状況に対する分析・評価および今後の課題についてご報告いたします。
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