概要

　銚子信用金庫のWebサイトにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

　平素の当金庫への変わらぬご愛顧とご支援に、心より厚くお礼申し上げます。　

　日本経済は、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に移行したことに伴い、社会経済活動が本格的に再開し、緩やかな回復基調にあります。
　一方で、コロナ禍を経て急速に進展したデジタル化や脱炭素化への対応に加え、原材料価格の高騰、人手不足の深刻化など、中小企業を取り巻く経営環境は依然不透明な状況にあります。

　こうしたなか当金庫は、事業者のみなさまには、資金繰り支援をはじめとして、創業支援、本業支援、経営改善支援、事業承継支援など、多彩な経営サポートメニューを取り揃え、そのご提供に取り組むとともに、個人のお客さまには、ライフサイクルに沿った各種商品・サービスのご提供に努めてまいりました。
　また、2020年に制定した「ちょうししんきんSDGs宣言」をもとに、食品ロスの削減を目指した「ちょうししんきんフードドライブ」の実施、古本を活用した寄付プログラム「こどものみらい古本募金」への参加、小・中学生を対象とした金融教育の実施など、地域社会への貢献活動に取り組んでまいりました。

　当金庫では、2024年4月から、新たな中期経営計画「Shinking 2030 セカンド」（2024年度～2026年度）がスタートしています。
　この計画では、前中期経営計画から継続して、地域で最も身近な「ファーストアドバイザー」として、お客さま・地域の課題解決に貢献することにより、圧倒的な信頼を獲得することを“目指す姿”として掲げています。
　また、重点事項として、「お客さまとの接点を増やす」、「お客さまにより良い提案を行えるようにする」ことを掲げ、職員に取り組むべき施策をシンプルに示すことにより、役職員が共通認識のもと“目指す姿”を追求していくこととしています。

　当金庫の業務地区の多くは、人口減少や少子高齢化の進展が著しいといった構造的問題を抱えています。そのようななかにあって、地域と運命共同体である当金庫は、地域の課題は当金庫の課題であるとの認識のもと、その解決のための人材育成や組織力強化などの態勢整備に努め、地域のみなさまと共に、豊かで活力あふれる地域社会を創ることを目指してまいります。

　今後とも当金庫への変わらぬご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

　2024年６月吉日
理事長 森山 博志