信用金庫は、限られた地域においてのみ事業を営むことができるという地域性を有しています。日々の活動においては、この地域性を活かし、地域社会が必要としているキメの細かい金融サービスを提供することが信用金庫の社会的使命です。
当金庫の活動の起点は「地域」であり、「地域の最良のパートナーとして常に地域と共に歩む」ことを経営理念としています。
そして、信用金庫は、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を尊重し、経営に反映させる協同組織の金融機関です。会員は出資口数に関係なく一人一票の議決権を有し、総会を通じて当金庫の経営に参加することとなります。
しかし、当金庫では、会員数が大変多く、総会の開催は事実上不可能です。そこで、当金庫では、会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確保するため、定款の定めにより、総会に代えて総代会制度を採用しています。
この総代会は、決算に関する事項、理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高議決機関です。したがって、総代会は、総会と同様に会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、会員のなかから適正な手続きにより選任された総代により運営されます。
また、当金庫では、総代会に限定することなく、日々の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、さまざまな経営改善に取り組んでいます。
総代の任期は3年です。定数は150名以内で、当金庫の業務地域を5区に区分し、その会員数に応じて地区毎の定数を定めることとしています。なお、2024年6月末現在の総代数は132名で、会員数は30,665名です。
※ 2019年4月の総代改選時より、総代の資格要件を、その就任時点において満80歳を超えない会員とすることととしました。
総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っております。
そこで、総代の選考は、総代候補者選考基準に基づき、次の手続きを経て選任されます。
2024年6月18日開催の第115期通常総代会において、下記の事項が付議され、それぞれ原案のとおり承認されました。
第115期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)業務報告、貸借対照表および損益計算書の内容報告の件
第115期剰余金処分案承認の件
会員除名の件
総代候補者選考委員選任の件