当金庫は、2024年7月、創業から114周年を迎えました。この間、常に地域のみなさまと共に歩んでまいりました。信用金庫の大きな特色として、1.会員を主体とした協同組織の金融機関、2.地域に根ざした金融機関、3.中小企業および個人専門の金融機関であることの三点があげられます。したがいまして、地域と共に生き、地域と共に発展し、地域に不可欠な金融機関であることが銚子信用金庫の使命であると考えます。
金融機関として、変化しつづける経済社会環境にあっても、堅実かつ健全な経営を維持し、お客さまのご預金を大切にお守りするのはもちろんのこと、地域の中小企業の健全な発展のために、また地域住民のみなさまの豊かな生活の実現のために、安定的かつ恒常的に資金をご提供し、地域経済の振興・発展に貢献することは、銚子信用金庫の大きな責任であると考えます。
近年、企業も一般市民と同様に「企業市民」として地域社会を担うという考え方が定着しつつあります。この企業が目指す「良き企業市民」という概念は、創立当初からの当金庫の理念そのものであるといえます。
当金庫の場合は、営業活動そのものが地域振興を目指すものであるといえますが、併せて、様々な地域貢献活動を通じて、豊かな地域社会の実現に努めています。
地域と共に歩むことを経営理念とする当金庫は、金庫として、また営業店ごとに様々な形で地元の行事・イベントなどに参加・支援を行っています。
また、多くの職員が、地域の一員として、町内の活動やボランティア活動などを通じて地域と深く関わっていることも、当金庫の大きな誇りとするところです。
当金庫は、平成31年度から毎年、「省エネルギー設備投資に係る利子補給金」事業の指定金融機関として、お客さまの省エネへの取組みをサポートしています。「省エネルギー設備投資に係る利子補給金」事業とは、エネルギー消費効率が高い省エネルギー設備を新設・増設する事業など、要件を満たした事業への融資について、最大1%の利子補給金が交付されるというものです。
また、2020年8月より、環境問題等の社会的課題の解決に取り組む事業者の方を資金面からサポートする「ソーシャルビジネスローン『未来』」のお取扱いを開始しました。その他、省エネ診断や各種補助金の申請サポートも行っております。詳しくは、営業店窓口または営業担当者までお問い合わせください。
ご高齢の方や体の不自由なお客さまにも配慮した店舗作りを進めています。
目のご不自由なお客さまやご高齢のお客さまが利用しやすいように、「音声案内付ATM」を全店舗に設置しています。
ハンドセットをご利用いただいた場合、音声で操作手順をご案内し、ハンドセットのプッシュボタンで操作することができます。
地域のみなさまの救急救命の一助となるべく、本店、橋本支店、松岸支店、清川町支店、八日市場支店、旭中央支店、東金支店、千葉支店、茂原支店、神栖支店の計10店舗に「AED」(自動体外式除細動器:心停止時に心肺蘇生を行うための医療機器)を設置しています。
ちょうししんきんでは、2013年度に全役職員が「認知症サポーター」になりました。その後も毎年、新入職員を対象に「認知症サポーター」養成講座を開くなど、サービス向上ならびに認知症の方やそのご家族が安心して生活できる社会の実現に向けた取組みを推進しています。今後も、役職員全員が認知症の方やそのご家族をあたたかく見守る応援者として、活動を継続してまいります。
ちょうししんきんは明治43年に設立された「銚子信用組合」を前身とし、100余年にわたり、地域金融機関としての使命に努めてまいりました。時代は移り変わりましたが、地域一筋の経営に徹し、「地域と共に」の思いは変わりません。
次の100年を目指して、営業活動による地域社会への貢献はもちろんのこと、「銚子信用金庫ならでは」と地域のみなさまに喜んでいただける活動を、これまで以上に積極的に展開してまいります。