ブックタイトル銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2015

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概要

銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2015

ごあいさつ昨年末、政府は「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」を公表しました。背景には、人口減少・高齢化などの中長期的な課題を抱える地方には「三本の矢」による経済政策の効果がなかなか行き渡らず、景気ごあいさつの回復が鈍いといった状況があります。政府はさらに、緊急経済対策と併せて日本の人口の現状と将来像を示し、今後目指すべき将来ビジョンを示す「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」とそのビジョンを踏まえ今後5年間の政策目標や具体的な施策などをとりまとめた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を公表しました。今後は、各都道府県、各市町村に、国の総合戦略を勘案した地方版総合戦略の策定が求められることになります。信用金庫は、限定された営業地域で活動する金融機関であること、中小(零細)企業と個人のお客さま専門の金融機関であること、という点で際立った特徴を持っています。さらに、「相互扶助」の精神から生まれた協同組織(会員制度)の金融機関であるということも大きな特徴です。つまり、その特性からも、活動する地域の盛衰は私ども信用金庫の盛衰と一体であり、地域とは運命共同体であるといえます。国全体でも、2008年を境に人口減少局面を迎える状況となっていますが、地方については、すでに以前より、人口減少に伴う少子高齢化問題は深刻化しています。このたびの地方版総合戦略の策定は、今後の地域活性化の成行きを占ううえでも大きなターニングポイントとなるはずです。当金庫ではこれまでも、行政や地域の経済団体、地域活性化を目指すグループ、大学などの教育機関などと連携した地域振興活動、さらに、個別事業所に対する経営改善支援など、地域の元気に向けた活動を業務のひとつの柱として組織体制を含めた整備を進め、強化してきたところです。地域に根差す金融機関として、預金を集め、ご融資をしてといった足元の実績だけを考えて営業すればよいという状況ではなく、地域の衰退傾向に歯止めをかけ、地域の未来を明るくするために何ができるのか、真剣に考え模索し、現実のアクションにつなげていく努力を継続していかなければなりません。このディスクロージャー誌には、そのような活動を含めた平成26年度の当金庫の現況を掲載いたしました。私たちは、活動する地域そしてお客さまにとって、生涯にわたる人生の伴走者として、どこまでも歩んでゆきたいと願っています。理事長松岡明夫2015年度ポスターChoshi Shinkin Bank PROFILE 2O151