ブックタイトル銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2015

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概要

銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2015

●内部管理態勢・リスク管理態勢内部管理区分経営管理金融円滑化法令等遵守顧客保護等管理統合的リスク管理自己資本管理信用リスク管理資産査定管理市場リスク管理流動性リスク管理オペレーショナル・リスク管理当金庫の管理態勢業務の健全性および適切性を確保し、信用の維持および預金者等の保護を確保するとともに金融の円滑化を図るためには、適切な経営管理を実施し、業務の全てにわたり法令等遵守、顧客保護等の徹底および各種リスクの的確な管理を行う必要があるとの認識のもと、「内部統制基本方針」に基づき、理事会を頂点とした内部管理態勢を構築しています。また、担当理事を含め営業推進部門と審査管理部門を分離するとともに、監査部を理事長直轄として独立性の確保を図るなど、相互牽制が機能する体制とし、管理の実効性を確保しています。地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと、経営相談・経営支援に積極的に取組むことが、最も重要な役割のひとつであるとの認識のもと、「金融円滑化管理方針」等に基づき、審査部を中心として適切なリスク管理を行い、積極的な金融仲介機能の発揮に取組んでいます。(詳細は、P7に記載しています。)法令等遵守を当金庫の最重要課題のひとつとして位置づけ、法令等遵守意識の醸成・徹底に努めるとともに、反社会的勢力に対しては取引防止・関係遮断に向け毅然とした対応を図っています。経営管理部を主管部門とし、「法令等遵守方針」等に基づく施策を実施するとともに、コンプライアンスに関して組織横断的に審議する機関としてコンプライアンス委員会を設置するなど、全金庫的な法令等遵守態勢の整備・確立に取組んでいます。(詳細は、P25に掲載しています。)お客さまからの信頼を獲得するためには、お客さまの視点に立って自らの業務を捉えなおし、常に改善していくことが重要であるとの認識のもと、「顧客保護等管理方針」等に基づき、経営管理部を主管部門とするほか、顧客説明管理、顧客サポート管理および顧客情報管理についてもそれぞれ管理部門を設置し、実効的な管理態勢を構築しています。(詳細は、P28に掲載しています。)経営の健全性を確保していくためには、直面するリスクに関して総体的に捉え、その総量を経営体力(自己資本)と比較・対照するなど、適切なリスク・コントロールが必要であるとの認識のもと、収益部門から独立した経営管理部を主管部門とし、「統合的リスク管理方針」等に基づき、相互牽制機能が実効的に機能する管理態勢を構築しています。(詳細は、P26に掲載しています。)業務の健全性および適切性の観点から、リスクに見合った十分な自己資本を確保していくことが重要であるとの認識のもと、総合企画部を主管部門とし、「自己資本管理方針」等に基づき、自己資本充実に関する施策の実施、定期的な自己資本充実度の評価および正確な自己資本比率の算定など、適切な自己資本管理に努めています。信用リスクを「コントロールすべきリスク」のひとつと捉え、直面する信用リスクを適正に把握し、その量を適切にコントロールすることにより、資産の健全性および収益性の維持・向上に努めています。審査部を主管部門とし、「信用リスク管理方針」等に基づき、適切なポートフォリオ管理を実施しています。また、重要な個別融資案件等の審議機関として審査部担当理事を委員長とする融資委員会を設置し、審査体制の強化を図るほか、「与信方針等・与信限度額管理基準」に基づき、信用集中リスクについても適切な管理に努めています。お客さまの大切な預金をお預かりする金融機関として、資産の健全性を維持することは最たる責務であるとの認識のもと、厳格な資産査定、およびその結果に基づく適正な償却・引当を実施しています。「自己査定基準」等に基づき、営業関連部門が1次査定を行ったあと、独立した資産査定担当部署である管理部が2次査定を実施、さらに監査部が検証を行うなど、正確性および相互牽制機能を具備した態勢を構築しています。市場リスクを「コントロールすべきリスク」のひとつと捉え、直面する市場リスクを適正に把握し、その量を適切にコントロールすることにより、安定収益の確保を図っています。経営管理部を主管部門とし、「市場リスク管理方針」等に基づき、各種限度枠を設定・管理するとともにフロント・ミドル・バックの各担当部門を独立させることにより相互牽制機能が発揮される態勢としています。いかなる状況のもとでもお客さまからの預金の払戻し等に対して確実に応えることが金融機関としての役割であるとの認識のもと、総合企画部を主管部門とし、「流動性リスク管理方針」等に基づき、当金庫の資金調達・運用構造に即した資金繰り管理を実施するほか、不測の事態が生じた場合の調達手段等の対応策を定めるなど、万全な管理態勢を構築しています。オペレーショナル・リスクを「極小化すべきリスク」と捉え、経営にとって大きな影響を与えうるとの認識のもと、事務統括部を主管部門とし、「オペレーショナル・リスク管理方針」等に基づき、厳格な管理を実施しています。また、オペレーショナル・リスクの対象を事務リスク、システムリスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスクおよび風評リスクと定義し、リスクごとに主管部門を設置するほか、オペレーショナル・リスクに関して組織横断的に審議する機関としてオペレーショナル・リスク管理委員会を設置するなど、実効的な管理態勢の整備・確立に取組んでいます。内部管理態勢・リスク管理態勢用語の解説●「内部管理態勢・リスク管理態勢」に関する用語集ALMALMとは、あらゆるリスクを考慮して資産・負債を総合管理することです。金利動向や為替の変動などを予測し、例えリスクが発生したときでも損失を最小限にとどめることと、収益の極大化を目指すことをいいます。金利水準などの変化にも対応して、自己資本比率を一定水準以上に管理・維持するための手法です。コア資本コア資本とは、質の高い資本のことを指し、バーゼルⅢに基づく自己資本比率規制において、出資金および内部留保等を中心とした損失吸収力の高い資本のみで構成される資本のことをいいます。信用リスク信用リスクとは、貸出等を行っているお取引先や当金庫が購入した債券等の発行者の倒産・財務状況の悪化等により、貸出資産や債券等の価値が減少ないし消失し、当金庫が損失を被るリスクのことをいいます。与信与信とは、金銭の貸付または保証等の行為を行うなど信用を供与することをいいます。市場リスク市場リスクとは、金利、株式、為替など市場価格の変動によって、保有資産の価値が変動し損失を被るリスクまたは将来の収益が変動し損失を被るリスクのことをいいます。流動性リスク流動性リスクとは、予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスクをいいます。オペレーショナル・リスクオペレーショナル・リスクとは、通常の業務を遂行する中で役職員の活動、システムまたは外生的な事象により損失を被るリスクの総称を指します。当金庫では、事務リスク、システムリスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスクおよび風評リスクをオペレーショナル・リスクと定義しています。事務リスク事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより損失を被るリスクのことをいいます。システムリスクシステムリスクとは、コンピュータシステムの障害等のほか、コンピュータの不正利用などにより損失を被るリスクのことをいいます。法務リスク法務リスクとは、法令等や各種取引上の契約等において、遵守違反や契約違反、その他それに伴う罰則適用や損害賠償などの損失を被るリスクのことをいいます。人的リスク人的リスクとは、人事運営上の不公平・不公正および差別的行為などにより損失を被るリスクのことをいいます。有形資産リスク有形資産リスクとは、災害その他の事象により有形資産が毀損する、または損害を被るリスクのことをいいます。Choshi Shinkin Bank PROFILE 2O1527