ブックタイトル銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2014

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概要

銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2014

ごあいさつChoshi Shinkin Bank PROFILE 2O14昨年来、政府はアベノミクス「3本の矢」といわれる三つの基本方針を中心とした経済政策に取り組んでおり、2020年の東京オリンピックの開催決定と併せ、長期間にわたり日本経済に停滞をもたらしたデフレ経済の克服に向けた足取りは強さを増しているようです。ただし、景況回復の効果は大都市圏と大手企業が先行して享受し、経済効果の波及にタイムラグが生じる特性を持つ地方経済は、人口減少と少子高齢化の進行と併せ、その先行きを含めた課題は日々重さを増しているのが現状です。私は、日本経済全体の本質的な復興について大きなカギを握るのは、日本の事業所の9割を占める中小零細企業の景況好転と地方の活性化であると考えます。中小零細企業は、地域の協同組織金融機関である私ども信用金庫が主たる対象としているお客さまであり、「地方」とは、信用金庫がまさに活動の基盤とするところです。言い換えれば、信用金庫は日本経済復興のカギを握っている、ともいえるわけで、その役割、責任の重さを改めて感じている次第です。金融機関について、「お金を預けるところ」「お金を借りるところ」「お金を振込んだり、決済するところ」など、みなさんそれぞれが、それぞれのイメージをお持ちだと思います。また、信用金庫も銀行も同じ金融機関だし呼び方が違うだけ、と受け止めていらっしゃる方も多いかもしれません。信用金庫は、限定された営業地域で活動する金融機関であること、中小零細企業と個人のお客さま専門の金融機関であること、という点で際立った特徴を持っています。さらに、「相互扶助」の精神から生まれた協同組織(会員制度)の金融機関であるということも大きな特徴です。つまり、その特性からも、活動する地域の盛衰は私ども信用金庫の盛衰と一体であり、地域とは運命共同体であるといっても過言ではありません。地域の衰退傾向に歯止めをかけ、地域の未来を明るくするために何ができるのか、真剣に考え模索し、アクションにつなげていく努力を継続していかなければなりません。もちろん、当金庫単独ですべてを成しうるはずもありません。行政や地域の経済団体、地域活性化を目指すグループ、さらには大学などの教育機関と連携した活動による地域振興、加えて、個別事業所に対する経営改善支援などのコンサルティング・サービスのご提供、Iターンや第二創業を含む新たな事業の担い手への創業支援など、地域の元気に向けた活動を業務の柱として組織体制を含めた整備を進めているところです。このディスクロージャー誌には、そのような活動を含めた平成25年度の当金庫の現況を掲載いたしました。自己評価すれば、まだまだ至らないところばかりが目につく現状ではありますが、私どもが活動する地域、お客さまにとっての人生の伴走者としてどこまでも歩んでゆきたいと願っています。今後とも当金庫に、厳しいご意見を含めたご助言、ご支援、ならびにご愛顧をいただければ幸いです。理事長松岡明夫Choshi Shinkin Bank PROFILE 2O14ごあいさつ2012年度ポスター2013年度ポスター2014年度ポスター1