ブックタイトル銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2012

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概要

銚子信用金庫のすべて CHOSHI SHINKIN PROFILE 2012

事業の概況Choshi Shinkin Bank PROFILE 2O12事業の概況事業方針平成23年度の当金庫の営業活動につきましては、お客さまに対する震災および原発事故による直接・間接被害に対して、積極的な資金繰り支援を行うこととし、事業者のみなさまには「東日本大震災復興緊急保証」、「セーフティネット保証」をはじめとする保証協会保証付融資のご提供に努め、個人のお客さまには、特別金利での「災害復旧ローン」や震災復旧支援金利特別割引での住宅ローンを積極的にご案内させていただくとともに、教育ローンやカーローンについても特別金利でのご提供などを行ってまいりました。ただし、当金庫が営業区域とする地方経済においては、復興を特需とした景気回復はいまだ緩やかであり、依然として資金需要は鈍く、貸出残高は減少傾向が続いております。預金積金につきましては、個人向け国債の償還金に対する定期預金の推進、夏季および冬季の定期預金キャンペーンなど、積極的な募集活動を行ったことにより、3期連続の増加となりました。一方、貸出資産の健全化につきましては、毎期年度当初に策定する不良債権処理計画に基づき不良債権の処理を進めるほか、優先順位を付して事業再生等の支援を実施し、不良債権比率は前期からさらに改善しております。金融経済環境境欧州の財政・金融危機、タイの大洪水、北朝鮮指導者の突然の死去など、世界経済も2007年のサブプライムローン問題に端を発する世界金融危機といわれた状況から脱しきれず、不安定な情勢が続いています。このため、わが国においてもデフレが長期化するなか、市況の低迷、円高にともなう国内産業の空洞化、雇用の縮小など、生活不安の高まりとともに一段と厳しさが増す状況となっています。業績業容面では、預金残高は前期比15,946百万円(3.78%)増加し437,593百万円となり、期中平残は同15,469百万円(3.68%)増加し434,749百万円となりました。貸出金残高は、信用保証協会保証付融資と住宅ローンを主体に推進を図りましたが、資金需要の低迷などにより、前期比9,724百万円(5.85%)減少し156,478百万円となり、期中平残は、同1 1 , 0 1 5百万円(6 . 4 3%)減少し160,268百万円となりました。収支面では、有価証券利息配当金の増加、一般貸倒引当金の戻入などにより、業務純益は前期比2 4 7百万円(9.69%)の増加となり、2,798百万円となりました。なお、有価証券運用については、当金庫は安定収益の確保を目的とした堅実なポートフォリオを形成してきたことから、有価証券利息配当金は前期比463百万円増加の2,845百万円となっております。また、経常利益は、償却債権取立益611百万円が、会計処理上、特別利益からその他経常収益となったことに伴い、前期比1,277百万円増加の1,919百万円、当期純利益は、前期比182百万円増加の1,584百万円となりました。財務面では、自己資本比率は前期比1.09ポイント上昇し、12.31%となりました。普通出資配当当決算状況等を踏まえ、当期は1%配当といたしました。事業の展望および対処対すべき処すべき課題課題24年度は、欧州債務危機、円高の進行および電力不足などによる企業業績悪化のリスクは依然として懸念されるものの、復興施策の本格化にともない、公共投資、設備投資・住宅投資などの民間需要の拡大や雇用の創出などにより、GDP実質成長率も2%台前半に回復するものと見込まれております。当金庫は、今般、中期経営計画となる新3か年計画を策定いたしました。本計画では、「地域のお客さまからの圧倒的な信頼の獲得」を目的として掲げ、「信用金庫の特性・独自性を活かした総合的な営業力の強化を図る」ことをテーマに、各種施策を展開してまいります。お客さま、そして地域の発展こそが当金庫の発展であることを基本に、より信用金庫らしい活動を追求し、お客さまに、適時適切な商品・サービスを提供してまいる所存です。内部統制基本本方針方針理事の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制、その他金庫の業務の適正を確保するために必要なものとして信用金庫法施行規則第23条に定める体制の整備のため、「内部統制基本方針」を制定し、その適切な運用に努めております。4